山口絵理子さんと私
山口絵理子さんの出版記念講演会「Third Way 第3の道のつくり方」に六本木ヒルズに行ってきました。
彼女は、「途上国から世界に通用するブランドを作る」を理念としたアパレルブランドマザーハウスの代表兼チーフデザイナーです。 詳しくはこちら
私にとっての山口絵理子さんは、人生のロールモデルの方です。学生時代に国際協力に興味のあった私は、彼女の著書「裸でも生きる」に出会い、これまでの先進国→途上国の一方的な援助という形ではない持続可能性の高い方法があるという衝撃を受けて以来大好きなブランドの一つです。私のカバンやマリッジリングもマザーハウスだったりします←
Twitterによると初マザーハウスの鞄は、6年前に悩んでゲットしたらしい。
いまでも時々お店でメンテしてもらって大事に使ってます。
どれくらい好きなのかはTwitter見てもらうとわかるはず。心からのファンです🙋♂️
ジュエリー マザーハウス|JEWELRY MOTHERHOUSE
私の途上国支援に対する問題意識
ひとことで言うと「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」という話に尽きると思います。
途上国の人にお金や学校を与えるのは一時的に効果はあったとしても、そこの現地の人が自らの力で前に進んでいかなければむしろ援助慣れによって退化してしまうリスクすらはらんでいる。
だからこそ、自立する方法をことがその国のためであるし、それが回り回って世界平和にもつながるのではという考えています。
ちなみに、国際協力における援助の話とIT開発支援の共通点みたいな話は一度はなしたことがあります。スライドはこちら
今日の話で特に共感したポイント
- 今回の著書のテーマ「第3の道」=世の中で良くある二項対立、例えば「経営v.s.現場」の構図から掛け合わせて新しい道を創るための考え方
- 現場で学んだことをマネジメントに活かそう
- 現場で汗だくになったことを満足で終わらせない、経営に活かす
- Thitd wayをどう落とし込んでいくか
1. 相反する二つの良い部分を抽出する
2. 二つをかけ算するクリエイティブは現場から見いだす
3. 出来上がった選択肢がダメでも改善していく。改善の過程で道ができていけばいいな☆
- 手仕事の仕事をしていても、大量生産の良いとこを盗めばよい。生産性は高めるのに大量生産はたくさんグッドプラクティスを持っている
- 掛け合わせというのは妥協ではないのか?新しいものであるかを確かめる。それが見たことないものだと人は自然と集まってくる。
- 生き方やノウハウでないことの結論を急がないこと。むしろ何年か寝かせる。
- 迷っていてもアクション続けていくということ。それでも忘れないことは本当にやりたいこと。
- 感性を大事にする。モヤモヤしてる間の判断は上手く行かない。モヤモヤがはれたときに決める。
- 身の丈に合った失敗をする。260万円、160個のバッグ、月86,000円の店舗から始まって無かったら今のマザーハウスはない
- ただし、勝負のジャンプアップも必要。
- 「途上国から世界に通用するブランドを作る」はまだまだ道半ば。だからこそ、私たちしかやっていないという自負と使命感がある
- リーダーが理想を持って前を向けなくなったら、その組織は終わる
最後に
山口さんも最後の質問で泣かれていましたが半泣きになりながらずっと聞いていました。
私が今仕事で関わっているIT分野でも、手仕事だけでもオートメーションだけでもない第3の道が求められているのでグッときました。
次回は今日頂いた本を読んで感想を書けたらなと思います。
そろそろおうちに帰ります。
本当に最高の講演会でした(*´▽`*)
ということで、フライングゲットした本が8月13日に発売されますよ(/・ω・)/
本のご紹介
おまけ
ファンレターを生まれて初めて書いたのですが、予想通りただただ渡すことしかできなかった。でも、「わあ、ありがとうございます。読みますね」と言ってくださったので、嬉しかった(≧∇≦*)